現代こども学科

子どもへの深い理解とあふれる愛情を持った保育者を目指します
幼稚園教諭及び保育士の育成を主な目的とし、保育に関する基礎的・専門的な知識や技能の修得を図ります。保育実習・模擬保育等に力点を置き実践的な学修をします。子どもの成長・発達について深い理解と溢れる愛情を培うとともに保育者としての誇りと使命感を育みます。発達段階による子ども理解と特異性の把握を基礎として、子どもたち一人一人の個性を引き出せる保育者の育成を目指します。本コースは、将来の進路として幼稚園、保育士(保育所・児童福祉施設等)を志望している方に奨励します。
取得できる資格
  • 幼稚園教諭二種免許
  • 保育士資格
  • 社会福祉主事任用資格
  • 認定ベビーシッター資格
  • 認定絵本士

学びの特色

  • 教員からのアドバイスだけではない、
    学生同士の学び合いがあります。
    本学の学生は、ダンス大会や合唱コンクールなど、 時にクラスの仲間とぶつかり合いながらも、何とか気持ちを合わせ、一つの物を創り上げる喜びを全身で味わっています。これらは、教育・保育・福祉などの現場に出ていく学生たちにとって、非常に役に立つ経験であると同時に、共に同じ道を歩んでいく仲間と末永い絆を結ぶ素晴らしい営みです。

  • 「認定絵本士」を取得できる講座を開講
    本学では「認定絵本士」の資格に必要な科目は必修のカリキュラムでほぼ網羅されており、1科目「読書と豊かな心」をプラスすることで同資格を取得することが可能です。

カリキュラム

科目 卒業要件
単位
(合計67単位)
1年次 2年次
必修科目 選択科目 必修科目 選択科目

基礎科目

13 文章表現法、キャリアデザインⅠ、日本国憲法、情報処理、英語コミュニケーション、基礎体育講義、基礎体育実技、敬愛スタートアップゼミ 倫理学、キャリアデザインⅢ、教育・保育支援体験Ⅰ、読書と豊かな心 キャリアデザインⅡ キャリアデザインⅣ、教育・保育支援体験Ⅱ、教育問題解説

教科科目

52 国語(書写含む)、図画工作、保育内容総論 音楽(器楽Ⅰ) 体育 音楽(器楽Ⅱ)、保育内容の指導法(健康)、保育内容の指導法(人間関係)、保育内容の指導法(環境)、保育内容の指導法(表現)、保育内容の指導法(言葉)

教職科目・実習

教育原理、教師論、教育制度、教育心理学、教育・保育課程論、教育実習Ⅰ 保育原理Ⅰ、保育の心理学、幼児理解の理論と方法 特別支援教育、教育方法、教育相談(カウンセリング含む) 教育実習Ⅱ、教育実習Ⅲ.保育・教職実践演習

専門総合演習

2 敬愛ブラッシュアップゼミ

保育士資格科目

子ども家庭福祉、社会的養護Ⅰ、子どもの保健、子どもの食と栄養、乳児保育Ⅰ、乳児保育Ⅱ、保育実習Ⅰ、保育実習指導Ⅰ、児童文化Ⅰ 社会福祉、子ども家庭支援論、子ども家庭支援の心理学、子どもの健康と安全、社会的養護Ⅱ、子育て支援 保育原理Ⅱ(指導計画案の作成)、児童文化Ⅱ、社会的養護内容Ⅰ(生活環境等)、社会的養護内容Ⅱ(心身の障がい等)、在宅保育、リトミック、保育実習Ⅱ(保育所)、保育実習指導Ⅱ、保育実習Ⅲ(施設)、保育実習指導Ⅲ
科目 卒業要件
単位
(合計67単位)
1年次
必修科目 選択科目
基礎科目 13 文章表現法、キャリアデザインⅠ、日本国憲法、情報処理、英語コミュニケーション、基礎体育講義、基礎体育実技 倫理学、キャリアデザインⅢ、教育・保育支援体験Ⅰ、読書と豊かな心
教科科目 52 国語(書写含む)、図画工作、保育内容総論、教育原理、教師論、教育制度、教育心理学、教育・保育課程論 音楽(器楽Ⅰ)
教職科目・実習 教育原理、教師論、教育制度、教育心理学、教育・保育課程論、教育実習Ⅰ 保育原理Ⅰ、保育の心理学、幼児理解の理論と方法
保育士資格科目 子ども家庭福祉、社会的養護Ⅰ、子どもの保健、子どもの食と栄養、乳児保育Ⅰ、乳児保育Ⅱ、保育実習Ⅰ、保育実習指導Ⅰ、児童文化Ⅰ
科目 卒業要件
単位
(合計64単位)
2年次
必修科目 選択科目
基礎科目 12 キャリアデザインⅡ キャリアデザインⅣ、教育・保育支援体験Ⅱ、教育問題解説
教科科目 52 体育 音楽(器楽Ⅱ)、保育内容の指導法(健康)、保育内容の指導法(人間関係)、保育内容の指導法(環境)、保育内容の指導法(表現)、保育内容の指導法(言葉)
教職科目・実習 特別支援教育、教育方法、教育相談(カウンセリング含む) 教育実習Ⅱ、教育実習Ⅲ.保育・教職実践演習
専門総合演習 2 敬愛ブラッシュアップゼミ
保育士資格科目 社会福祉、子ども家庭支援論、子ども家庭支援の心理学、子どもの健康と安全、社会的養護Ⅱ、子育て支援 保育原理Ⅱ(指導計画案の作成)、児童文化Ⅱ、社会的養護内容Ⅰ(生活環境等)、社会的養護内容Ⅱ(心身の障がい等)、在宅保育、リトミック、保育実習Ⅱ(保育所)、保育実習指導Ⅱ、保育実習Ⅲ(施設)、保育実習指導Ⅲ

1週間の時間割例

MON TUE WED THU FRI
1
  • ・基礎体育講義
  • ・教師論
  • ・保育実習指導Ⅰ(保育所)
  • ・基礎体育実技
  • ・子どもの保健
  • ・教育保育過程論
  • ・保育内容総論
  • ・保育原理Ⅰ
2
  • ・情報処理(通年)
  • ・キャリアデザインⅠ
  • ・保育実習指導Ⅰ(施設)
  • ・教育制度
  • ・子ども家庭福祉
  • ・英語コミュニケーション(通年)
  • ・保育の心理学
  • ・教育心理学
3
  • ・教育原理
  • ・教育実習Ⅰ
  • ・音楽(器楽Ⅰ)(通年)
  • ・日本国憲法
  • ・就職支援(カリキュラム外)
  • ・図画工作(通年)
  • ・幼児理解の理論と方法
  • ・社会的養護
  • ・文章表現法
4
  • ・国語(書写含む)
  • ・児童文化Ⅰ
  • ・乳児保育Ⅰ
  • ・子どもの食と栄養(通年)
  • ・就職支援(カリキュラム外)
5
  • ・読書と豊かな心
  • ・倫理学(選択)
  • ・キャリアデザインⅢ(選択)

PICKUP授業

  1. 01.教育心理学

    具体的な保育現場を想定し、保育者の関わりや配慮を解説
    幼児期の子どもの認識や人間関係の育ちを支援するための環境構成や子どもに対する働きかけを学び、その理論と実践を通して身に付けた保育技術との循環を図ることができるようにします。具体的な保育現場を想定し、保育者の関わりや配慮について解説します。またそれらの学びをより深めるため、関連したワーク(ディスカッション、ロールプレイ)を行います。
  2. 02.乳児保育

    乳幼児期の育ちに関わる保育者として基本を学ぶ
    0・1・2歳時の発達の特徴を十分に理解するとともに、人間形成の上で大切な乳幼児期の育ちに関わる保育者として、養護・教育・生活面の対応などについて基本を学びます。乳児保育の意義、目的、発達、保険的生活、人間的・物理的環境、保育の評価、保護者との対応の方法など、今日的な課題など多様な内容を含みます。理論の理解を基に事例を多く取り入れ、講義・演習を交えて学習を進めます。
  3. 03.児童文化Ⅰ

    伝承文化、季節の行事を通して保育の表現技術を学ぶ
    子どもが誕生して、見るもの聞くものその環境のすべてが学習の対象となる乳幼児の成長の一つ一つの素材をひもとき、伝承文化(遊ぶ・歌・絵本他)、季節の子どもの行事を通して、子どもの心身の成長に合わせた保育の表現技術を広く学びます。子どもの日常を取り巻く様々な文化的活動の歴史を理解し、保育現場で生かすことができるよう視野を広げます。
  1. 04.図画工作

    自分自身も造形表現を楽しみながら、子どもの成長を促す力を習得する
    実技の作品制作を通じて、材料や用具の体験のほか、子どもの造形活動の発達段階についても学びます。日常生活のさまざまな体験から、感じたことや考えたことを自分なりに表現し、感性や創造性、表現する力を養います。
  2. 05.保育内容総論

    保育内容についての基本的な考え方や知識を学び、保育実践力を養う。
    「幼児の発達はさまざまな側面が絡み合って相互に影響を与え合いながら遂げられていくものである」ことを踏まえ、領域の意義を理解し、子どもの遊びや生活を総合的視点でとらえていきながら保育実践力を養います。
  3. 06.教育実習Ⅱ

    子どもの発達や興味・関心を理解し、期待と自信を胸に実習に臨む
    3週間の教育実習は、多くの学生たちにとって不安なもののようです。子どもとのかかわり方、記録の取り方、指導案の書き方など、それぞれの学生の課題ともいえる「不安の種」を見つけ、克服できるよう、指導していきます。
  
実習の出会いから、多くのことを身体で覚えていきます
よく「頭で考えるのではなく、身体で覚える」と言います。 教室で学んだ知識を実践的なカヘと変えるのが、「教育実習」「保育実習」です。 教育実習で子どもたちと接する。保育実習で乳幼児、あるいは障がい者と接する。こういった出会 いにより、今まで知らなかった新しい自分の姿を発見することも「実習」のよさです。

実習の流れ

  1. STEP1
    実習前の学び
    教育実習指導、保育実習指導などの授業において、保育計画の立案、作成から模擬保育を実施し、実習の準備を進めていきます。また、発達段階に合った保育教材の製作や準備も行います。
    STEP1
    実習前の学び

    教育実習指導、保育実習指導などの授業において、保育計画の立案、作成から模擬保育を実施し、実習の準備を進めていきます。また、発達段階に合った保育教材の製作や準備も行います。

  2. STEP2
    実習
    • 1年次

      5~12月 観察・参加実習(幼稚園)
      幼稚園教育全般について基礎的な理解を深めます[実習期間:1週間]
      1~2月 保育実習Ⅰ(保育所)
      保育所の役割や機能を理解します[実習期間:2週間]
      2~3月 保育実習Ⅰ(施設)
      児童福祉施設について理解します[実習期間:2週間]
    • 2年次

      5~6月 教育実習Ⅲ(幼稚園)
      幼稚園の教育の実践力を身に付けます[実習期間:3週間]
      8~9月 保育実習Ⅱ・Ⅲ(保育所・施設)
      保育や施設の実践力を身に付けます[実習期間:2週間]
  3. STEP3
    実習後の学び
    実習報告会、保育・教職実践演習など実習での日誌や保育計画 を反省的に見直し、自信の保育の課題を見つけ出します。 授業内で共有し、より良い保育の計画へとつなげていきます。
    STEP3
    実習後の学び

    実習報告会、保育・教職実践演習など実習での日誌や保育計画 を反省的に見直し、自信の保育の課題を見つけ出します。 授業内で共有し、より良い保育の計画へとつなげていきます。

実習体験レポート

  • 保育コース

    桑畑 絢さん
    2019年3月 卒業 千葉県立磯辺高等学校 出身

    授業を通じて基本的な知識や子どもの発達について学びながら、分からないことは先生や友達とその都度確認して不安を解消していきました。実際の実習では想定外のこともありましたが、子どもの気持ちを知る大切な機械にもなりました。実習報告は1年生も聴けるので参考になります。